ビックモーター社員が車を蹴飛ばし故意に傷つけて保険金水増し請求

中古車販売大手「ビッグモーター」が、自動車保険の保険金を不正に請求していた問題で、元工場長がFNNの取材に応じ、本部の社員が店舗を訪れた際に車を蹴り、故意に傷つけていたなどとする不正の手口を明らかにした。

「ビッグモーター」は、ウェブサイト上で調査報告書を公表し、顧客の車の修理を行う際、故意に傷つけ、保険金を水増し請求していたことを認めている。 

数年前まで、九州などの店舗に勤務していた元工場長が、本部の社員が視察の際、不正に加担していた様子を語った。 

元工場長「(車の)前の部分を蹴飛ばして損傷があるように見せたりとかをやっているのを見たことある。

本部の方がちょうど視察で回っている時で、その方がやったので、もう何も言えない」 また、本部で統括する社員が、ノルマを達成できなかった従業員に対し、厳しい言葉で追及する様子も目撃していた。 

元工場長「ボケとかカスとか、普通に上司が言ってくる状況なので、ひどいときは死ねとかも普通にある」 

元工場長の証言から、ビッグモーターの不正やパワハラは、少なくとも5年以上前から横行していたとみられ、コンプライアンス意識の低さが浮き彫りとなった。

中古車販売大手ビッグモーターが車を蹴飛ばして故意に傷をつけていた(フジテレビ)

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