1950ねんだいの日本人の塩分摂取量は1日あたり20グラムを超えていた。

塩だけは何故か人工的に作り出すことはできない。
砂糖や酢はほかの物で代用できますが、塩だけはそれができない唯一無二の食品です。



塩分の不足は、
循環不全、血圧低下、脱水症状、便秘、貧血、むくみなどの不調の原因となる。
現代では、普通に食べていれば塩分過多とは言えない食事をしています。

1950年代の日本人の塩分摂取量の平均は、一日当たり20gを超えていたそうです。
それが、2009年の調査では、成人一日当たりの塩分の平均摂取量は、男性が平均11.6g、女性が平均9.6gでした。
50年間で半分以下に減少していることになります。

いまや、減塩減塩と神経質になる必要はなさそうです。
塩分の過剰摂取は良くないということは周知されていますので、各自がふつうに「美味しい」と感じる味で食べればよいのだと思います。

何も無理をして、美味しくない、あいまいな味の食事を我慢して食べることはないのです。
それに、塩が足りない料理はいいま一つしまりがありませんし、味に深みがありません。
これは人間にも言えそうです。

草食系と言われたり、鬱になり易かったり、覇気のない若者が増えているのも「減塩食」に由来するのではないかと主張する学者もいます。

江戸時代、牢にいる罪人たちにとって、減塩はきつい拷問にも等しかったと言われています。罪人がかたくなに犯行を否認する場合に、「塩抜き飯」を与えると、さしもの悪党も気力が失せてしまい、簡単に落ちてしまったそうです。

アメリカなどでも、凶悪犯には「減塩食」か「塩抜き食」を摂らせると、たちまち全面降伏をして、罪状を白状するそうです。別人のように従順な気弱な性格に変化してしまうそうです。

真面目なお母さんに育てられている子供。厚労省が勧告するとそれを絶対視して忠実に守るお母さんが世の中にはいます。その結果が、お母さんが想像もしなかったような、無気力で、無批判で、鬱っぽい子供に育っていることも考えられます。

また一方、国が政策的に無批判で従順な国民にしたければ、「減塩食」を健康のために絶対に良いことだとプロパガンダすればよいということになります。
その結果、やる気のない国民、生産性の上がらない、病気がちな国民が出来上がることにもなります。

兎に角、適度に塩分も摂って、深みのある味わいの料理を食べていただきたい。

現在出まわっている各種健康法も、一応疑ってかかり、しっかりした検証をしながら、充実した食を愉しみ、充実した人生を送っていただきたいと思います。

https://ameblo.jp/diet-joy/entry-12759172133.html

塩分を摂りすぎたら、身体が拒否反応を起こしますし、塩疲れしてゲンナリしますよ。
そうすれば、数日かけて調整すればいいのです。

注:松本光正Drと川嶋朗Drの著作から一部抜粋させていただきました。

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