スベリヒユはグルタチオンやオメガ3が豊富なスーパー雑草、食料難の時には強い味方‼️

これから確実に食糧に困るようになります。
そこで、よもぎやドクダミに続くスーパー雑草のスベリヒユ試してください‼️

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驚異のスベリヒユの効能とは?スーパー雑草の栄養価と食べ方を紹介!

赤紫色の茎、濃緑色で肉厚・楕円形の葉、地べたを這うように生えている── 誰もが一度は目にしたことがあるこの雑草、英語ではパースレイン(purslane/学名Portulaca oleracea)と呼ばれる多肉植物です。世界に広く分布しており、日本ではスベリヒユの名でおなじみですね。庭、畑、道端、歩道の亀裂・・・ 水気の少ない土地や厳しい条件下でも適応できるスベリヒユは、その強い繁殖力・生命力ゆえに農家や園芸愛好家にとっては厄介な存在でもあります。

でも、この憎っくき(?)雑草が食べられるとしたら?それどころかスーパーフード並みの価値があるとしたら?今回は、普段全く気にかけない植物が実は宝のような存在だった・・・という「灯台下暗し」的ハーブのお話です。

食用どころか薬用としても!

スベリヒユは日本の一部地域でも食されていますが、世界に目を向けると、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアなどで古くから食材として利用されてきました。葉、茎、花、種子を含む全草が食用で、生のままでも加熱調理してもOK という素晴らしさ!

また、伝統中国医学においては、スベリヒユ全草を乾燥させた「馬歯莧(バシケン)」という生薬が下痢、血便、皮膚炎などの症状緩和や解熱に利用されてきました。

「雑草」が研究者たちに与えた衝撃

スベリヒユの科学研究を行なったリサーチャー達は、この「雑草」の成分分析結果を見て衝撃を受けたと言います。なぜなら、それは厄介な雑草どころか、栄養の宝庫そのものだったからです。

スベリヒユに含まれる有効成分(生の場合)

その約93%が水分というスベリヒユは、100gあたり20カロリーと低カロリー!豊富な食物繊維やビタミンAに加え、ビタミンC、ビタミンB群、マグネシウム、マンガン、カリウム、銅、鉄、リン、カルシウムなど多くのビタミン・ミネラルを含みます。さらに、カロテノイド類、ベタレイン色素、リンゴ酸、クエン酸、アラニン、グルタチオンなど様々な天然有機化合物も有します。

そして、なんといってもオメガ3!植物性オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸(ALA)含有量がとても高いのです!100gのスベリヒユから約350mgのALAを得ることができるのです。

スベリヒユのオメガ3はすごい!

抗炎症作用をはじめ、身体に好影響を与えるミラクル成分として当サイトでもおなじみのオメガ3。ご存知の通り、オメガ3には海洋生物に含まれるEPAやDHA, そして植物由来のALAがあります。植物のスベリヒユにたっぷり含まれるのは当然ながらALA。このALA含有量はほうれん草の5〜7倍とも言われます。驚くべきことに、スベリヒユには微量のながらもEPAも存在します。つまり、スベリヒユは他の野菜よりはるかに多いALAと、一般的な植物には存在しないEPAを持ち合わせた稀有なハーブなのです。

スベリヒユの効果・効能

♦ 心血管機能の健康に
スベリヒユには悪玉(LDL)コレステロールを下げるオメガ3がたっぷりと含
まれています。加えて、カリウムには血管拡張作用があり、血管や動脈の緊張を緩和し、心臓血管系のストレスレベルを下げる効果があります。これらの作用により心血管機能にかかる負担が軽減され、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にもつながります。

♦ 子供の脳の発達に
オメガ3は子供の脳の発達や機能にとっても大切な成分と考えられています。子供の発育とオメガ3との関連性については今なお研究が続けられていますが、初期の研究でもオメガ3が自閉症やADHDを含む発達障害の兆候・症状を改善することが示唆されています。

♦ 消化機能の改善
スベリヒユに含まれる豊富な食物繊維が便通を促して腸内環境を整えます。また、スベリヒユを原料とする漢方薬「馬歯莧」は下痢、腸の出血、痔、赤痢など消化器系の様々な疾患の治療に古くから用いられてきました。この治癒効果はスベリヒユに含まれるリンゴ酸、クエン酸、アラニン、グルコースなど様々な有機化合物によるものと考えられます。

♦ 抗酸化物質がいっぱい!
スベリヒユにはビタミンC、ビタミンA、グルタチオン、ベタレインなど、酸化ストレスから細胞や組織を守る抗酸化成分が豊富に含まれています。

♦ 目の健康に
「目のビタミン」とも呼ばれるビタミンA。スベリヒユに多く含まれるビタミンAが視力低下を防ぐだけでなく、ビタミンAがもつ抗酸化パワーによって酸化ストレスから目を守ります。これにより、加齢黄斑変性や白内障の発症や進行を遅らせる効果が期待できます。

♦ ガン予防への期待
中国で行われた試験管内の試験では、スベリヒユ種子の抽出油によってガン細胞増殖が阻止されることが確認されました。スベリヒユのガン抑制効果についてはさらなる研究・実証が必要ですが、抗酸化物質が豊富であることからも、ガンの発症リスクを軽減する可能性を秘めていると言えます。

♦ 肥満予防 ・ダイエット効果
食物繊維も豊富な上、低カロリーのスベリヒユ。満腹感も得やすい上、様々なビタミンやミネラルもしっかり摂取できるため、ダイエットに適した食材です。

♦ 美肌づくりに!
スベリヒユに含まれる様々な抗酸化物質により、酸化によるお肌の老化(シミやシワなど)を防ぐだけでなく、皮膚細胞の治癒を促して傷や怪我の回復を早めます。

♦ 骨の健康に
スベリヒユには骨の材料になるカルシウムを始め、マグネシウム、リン、マンガン、銅など、骨の形成に必要なミネラルが含まれています。骨粗しょう症の予防にも有効です。

♦ 貧血予防や血行促進
スベリヒユにはヘモグロビンの主材料である鉄、その鉄の吸収をヘルプする銅、血管拡張作用をもつカリウムが含まれています。血行が良くなると、体内の隅々に十分な酸素が行き渡るため、臓器や細胞の健康、育毛促進、活力や治癒力アップに貢献します。

使い方

ホウレンソウやクレソンのようなかすかな酸味とピリっとした辛味、そしてぬるっとした食感が特徴のスベリヒユ。葉と茎の部分が食用可能です。生のままでも、加熱調理をしてもOK なので、サラダに、スープに、炒め物に・・・と万能な使い方ができます。茎のピンクと小さな葉のグリーンのコントラストが美しいので、副菜にしたり肉料理に添えると、お料理のおしゃれ度もグーンとアップします。米国イリノイ大学のオススメメニューは、ライ麦パンにハムとスベリヒユを載せたオープンサンドウィッチだそうですよ!

注意点

パースレインには腎臓結石の材料になるシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は水にさらしたり茹でることで減らすことはできますが、腎臓疾患を抱えている方や結石体質の方は摂取をお控えください。

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