中川一郎さんがロシアから原油の輸入をしようとしてアメリカのCIAに殺されたことは以前書きました。

その中川一郎さんのロシアルートを引き継いでいたのが秘書の鈴木宗男さんですね。
鈴木宗男さんはロシアとの太いパイプがありロシアからの天然ガスや原油輸入を画策していました。
また北方領土の返還などにも力を入れていました。
アメリカはこういった鈴木宗男さんや外務省のロシアと近づく行為に激怒して鈴木宗男さんや外務省ロシアスクールの人たち、三井物産ロシア営業部などを潰しにかかります。
2002年にムネオハウス事件や国後島発電施設事件、やまりん事件、島田建設事件、イスラエル学会事件、政治資金規正法違反、モザンピーク事件など多くの疑惑をかけられて鈴木宗男さんや外務省のロシアスクールの佐藤優さん、前島陽さん、三井物産営業部長、三井物産社員、渡辺建設工業社長、犬飼工務店社長など12人が東京地検特捜部に逮捕されて起訴されます。
刑事責任は免れた外務省ロシアスクールの東郷和彦大使、森敏光大使も責任を取り退官しています。
鈴木宗男さんはこれら一連の疑惑は検察のでっちあげで冤罪であると主張しています。
外務省の佐藤優さんも鈴木宗男さんを逮捕するためのでっちあげの国策捜査だと主張しています。
これは鈴木宗男さんや佐藤優さんの言うようにCIAが東京地検特捜部を使ってロシアと近しい人物たちを逮捕、失脚させた事件でした。
ロシアと仲良くすると承知しないぞ!というアメリカの警告だったんだと思います。
東京地検特捜部というのはCIAの下部組織ですからね。
当時マスメディアももの凄い勢いで鈴木宗男さんたちをバッシングしていました。
これもCIAが傘下のマスメディアを総動員して世論を鈴木宗男や外務省ロシアスクールはいかがわしいとんでもない人物や機関だ!という風にもっていったんだと思います。
この事件を契機に鈴木宗男さんは政治の表舞台から姿を消すこととなります。
鈴木宗男さんは1年以上に渡り東京拘置所の4畳の独房に収監されてしまうことになったのです。
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